高級ブランドもトマトもじつは「中国製」というイタリアの驚くべき実態

執筆者: 2008年1月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: ヨーロッパ

 中国製品があふれているのはいずこも同じだが、イタリアではメイド・イン・イタリーの「顔」と言える名産品にまで中国製が侵食してきた。 イタリア農業者団体の一つコルディレッティが十一月に発表した数字によると、二〇〇七年の中国からのトマトピューレ輸入量は前年比二・六倍の十六万トンに上る見込みとなった。国内生産量の四分の一に当たる。 しかも現在、ピューレはドラム缶で運び込まれ、イタリアで瓶詰めしただけで「メイド・イン・イタリー」と銘打たれている。中には、パスタソースに加工され、イタリア産として輸出されるものもある。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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