米国も及び腰「マリ情勢」はいまだ予断を許さず
アルジェリアで起きた人質事件やフランスのマリ軍事介入によって、アフリカにおける武装ゲリラに対する注目がにわかに高まっている。
1月11日介入したフランス軍とマリ政府軍は、翌日にはマリ中部の要衝地コンナを奪還、21日には空爆と地上戦で同じく中部のディアバルをイスラム武装勢力から奪取し、空港のある政治軍事的要衝地セバレに到達していた。その後フランス・マリ政府軍はイスラム武装勢力が占領してきた北部に進行し、1月25日に西アフリカ諸国統一・聖戦運動(MUJAO) の拠点ガオを制圧。ついで28日には空港のあるトンブクトゥ、30日にはキダルの空港を制圧した。1月末にはマリ北部の武装勢力の拠点となっていた要衝都市をほぼ掌中にした。
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