【Factbox】狙われるウクライナ「カホフカ水力発電所」

2022年11月4日
エリア: ヨーロッパ
カホフカ・ダム[2022年10月18日](C)REUTERS
ロシアがウクライナ南部のカホフカ水力発電所を爆破する可能性が注目されている。ダムが破壊されれば、洪水被害に加えて上流にあるザポリージャ原発の原子炉冷却水の取水が困難になるとも指摘される。ウクライナのゼレンスキー政権は、ロシアによる「偽旗作戦」を警戒している。

[ロイター]ロシアとウクライナは、ウクライナ南部ヘルソン州カホフカにある水力発電所でのダム爆破計画について互いを非難し合っている。ダムが爆破されれば、ウクライナ南部の広い範囲に壊滅的な洪水を引き起こす恐れがある。

カホフカ水力発電所とは

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■1956年、カホフカ水力発電所の一部としてドニプロ川に建設された高さ30メートル、長さ3.2キロのダム。

■ 18立方キロメートルの貯水池を保有しており、2014年にロシアに併合されたクリミア半島や、現在ロシアの支配下にあるザポリージャ原子力発電所にも水を供給している。

カテゴリ: 軍事・防衛
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