中国大手バイドゥ、動物の鳴き声を翻訳するAI技術で特許をねらう

2025年5月20日
タグ: AI
エリア: アジア
(C)REUTERS/Maxim Shemetov
中国の検索エンジン最大手・百度(バイドゥ)が、ネコなどの動物の鳴き声をAI(人工知能)で人間の言語に変換する技術の開発を進めている。百度はこの技術で特許取得を目指しており、中国国家知識産権局(CNIPA)に提出された特許出願書類が5月7日に公開された。

[北京発/ロイター]ペットが言っていることを理解したい……ペットの飼い主ならば一度はそう思ったことがあるだろう。動物のコミュニケーション内容を理解しようとする研究は、長年にわたりさまざまな研究グループや企業によって行われてきた。近年ではAIを活用したアプローチが注目され、百度の技術も最新例のひとつとなる。

 公開された文書によれば、百度のシステムは動物の音声や行動パターン、生理的な信号などのデータを集め、データの処理と統合をしたうえでAIが解析する。その結果、動物の感情の状態を認識し、感情状態に言葉が割り当てられ、人間の言語に翻訳される。

カテゴリ: テック
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
  • 24時間
  • 1週間
  • f