欧州を眺め考える場に

国末憲人
執筆者:国末憲人 2011年9月7日
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

 南欧諸国の財政危機、単一通貨ユーロの凋落、ノルウェーで起きた連続テロ――。ヨーロッパから届く最近のニュースは、力の落ち込みぶり、社会の行き詰まりを示すものが目立ちます。米国、日本と並ぶ極として世界を動かした影響力はかげりを隠せず、中国やインドの威勢のよさに比べるべくもありません。日本のメディアの中にも、ヨーロッパの支局を閉鎖して取材体制を縮小し、その余力を新興国に回す動きが出てきています。

 でも、だからといってヨーロッパから目を離し、新たな動きばかりを追うのが賢明だとは思えません。ヨーロッパはまだまだ、私たち日本が注目すべき要素を持っています。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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