劇的な政権交代から1カ月が経過したインドで、モディ首相率いるインド人民党(BJP)政権施政方針が徐々に明らかになってきた。首相就任式直後、5月29日の閣議でモディ首相は、居並ぶ大臣らに対し10項目の行動計画を示した。これは政府文書として正式に公表されたものではなく、国民向けのメッセージというよりは「大臣や官僚たちがどうやって仕事をすればいいのか」というガイドラインといえる。各メディアによって中身や順番に多少のばらつきがあるが、ここではもっとも文章が練れている有力英字紙『ニュー・インディアン・エクスプレス』の報道を参考にしてみたい。
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