鳩山新首相の深き悩み

名越健郎
執筆者:名越健郎 2009年10月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

「政権交代」がキーワードとなった総選挙は、民主党が予想通り怒涛の勢いで圧勝し、鳩山由紀夫新首相が誕生。名門政治一家四代目で、個人資産86億円。「日本のケネディ家」の御曹司に政権が委ねられる。 だが、経済、年金、教育、雇用、子育て、安保など経験不足で、党内に左右両勢力を抱える民主党では、ハラハラドキドキのジェットコースター政治になる恐れがある。 一方で、小沢一郎前代表の息のかかった「小沢チルドレン」が大量に初当選を果たしており、党運営で小沢氏の影響力が増すのは必至。鳩山首相の「猛獣使い」ぶりも民主党政治の成否を分けることになりそうだ。 鳩山首相が政権運営に頭を悩ませていると神が現れた。「やっと政権を取ったのに元気がないな。君の願いをかなえてあげよう」「では、年金、子育て支援、雇用で財源を確保してください」「それは無理だ。別の願いにしてくれ」「では、小沢氏の影響力を排除してください」「……財源の方をやってみよう」 民主党の若手政治家が女性にプロポーズした。「僕と一緒になってくれたら、出産、子育て、雇用すべて安心だ。老後の年金も心配いらない」「でもお金は大丈夫なの」「それは結婚してから考える」

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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