急成長する「アジアの格安航空」が日本を狙う

執筆者:森山伸五 2010年3月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス

 日本航空は会社更生法の適用を申請し、企業再生支援機構のもとで再建を進めることになった。米欧では航空自由化が進展した一九九〇年代以降に各国を代表する「ナショナル・フラッグ」キャリアなど大手航空会社が次々と経営破綻したが、大手航空が抱える高コスト構造という問題を日航も克服できなかった。 その傍らで、航空業界では格安航空会社旋風が吹き荒れている。LCC(ロー・コスト・キャリア)という呼び名そのままに、低コストを武器に価格破壊を起こし、シェアを伸ばしている。八五年にアイルランドで創業したライアンエアーは八十路線以上を展開、国際旅客数で世界首位に立った。米ジェットブルーはニューヨークのJ. F. ケネディ空港をハブに五十路線以上を運航する。

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