アメリカを蝕む「法の下の不平等」

執筆者:斉藤大輔 2002年9月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

エンロン元幹部たちは逮捕されず、政権の疑惑は追及されない――。「法の下の平等」を保障するはずの司法が、政治に翻弄されている。ブッシュ政権は米国流民主主義の基盤を自ら捨て去るのか。[ワシントン発]米議会が夏期休会入りする直前の八月一日早朝。腕を後ろに回され、両脇を二人の捜査官に抱えられながら車に乗り込む二人の男の姿がテレビに映し出された。負債総額四百十億ドルという米企業史上最大の倒産劇の舞台となった通信大手ワールドコムの前CFO(最高財務責任者)、スコット・サリバンと、前経理部長のデビッド・マイヤーズ。二人はニューヨーク市内の連邦捜査局(FBI)に出頭し、そのまま身柄を拘束された。

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