インド州議会選「与党大敗」で「モディノミクス」への影響

 10月中旬から5回に分けて投票を実施していたインド北部・ビハール州の州議会選挙は11月8日に開票され、地域政党ジャナタ・ダル統一派(JD-U)とそのライバル政党の民族人民党(RJD)、そして前中央与党の国民会議派の3党による大連合(マハーガート・バンダン)が、定数243議席中178議席の安定多数を獲得する圧勝劇を演じた。

 

「大連合」の選挙協力が結実

 人口1億人を超す巨大州ビハールはブッダの足跡が残る仏教揺籃の地として知られるが、長年の汚職や失政によって低開発に甘んじてきた。近年ではJD-Uを率いるニティシュ・クマール州首相のリーダーシップによって、西部グジャラート州などに見劣りしない高成長を達成していた。それだけに、ビハール州議会選の結果は一連のインド経済改革「モディノミクス」の行方も左右すると注目されていた。

 JD-Uは前回2010年の議会選から44議席減らしたものの、71議席と健闘。RJDは58議席増の80議席と大躍進。2014年総選挙での歴史的大敗から低迷が続いていた老舗国民会議派も前回のわずか4議席から27議席へと大きく議席を増やし、息を吹き返した格好だ。これに対し中央与党のインド人民党(BJP)とその友党は同40議席以上も減らし、58議席にとどまる惨敗を喫した。

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