突然浮上「フランス大統領に一番近い男」フィヨンの危うさ

国末憲人
執筆者:国末憲人 2016年11月29日
エリア: ヨーロッパ ロシア
プーチン露大統領と極めて親しいが……(2011年の訪日時)(C)EPA=時事

 

 フランス大統領選にはハプニングがつきものだ。1995年には、最有力の首相バラデュールが失速して決選に残れなかった。2002年には、右翼ジャン=マリー・ルペンが決選に進出した。2012年には、一時隠居状態にあったオランドが復活して当選した……。

 2017年の大統領選も、その年をまだ迎える前から波乱ぶくみの展開となりつつある。11月20日と27日に実施された右派政党「共和主義者」(旧「大衆運動連合」)の予備選で、ほとんど誰も予想しなかった元首相フランソワ・フィヨンが勝ち抜き、党公認の大統領候補に決定した。現状では、大統領に最も近い男である。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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