饗宴外交の舞台裏
饗宴外交の舞台裏(228)

オランド仏大統領「最後の昼餐」モロッコとの因縁

西川恵
執筆者:西川恵 2017年5月11日
昨年11月、COP22のためにモロッコを訪れたオランド大統領(左)とモハメド6世 (c)AFP=時事

 

 フランスのオランド大統領が5月14日、エマニュエル・マクロン新大統領にバトンタッチしてエリゼ宮を去る。任期の最後となる外交饗宴は5月2日、モロッコのモハメド6世国王を迎えた昼食会だった。

 国王は昼前、エリゼ宮の玄関前でオランド大統領の出迎えを受け、カメラマンの前で固い握手を交わした。約20分の会談では、テロとの戦いや温暖化問題での提携、文化面での協力などで意見を交換した。次いで歴代のフランス王や王妃の絵が飾られた「ポルトレ(ポートレート)の間」で、昼食会がもたれた。

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執筆者プロフィール
西川恵 毎日新聞客員編集委員。1947年長崎県生れ。テヘラン、パリ、ローマの各支局長、外信部長、論説委員を経て、今年3月まで専門編集委員。著書に『エリゼ宮の食卓』(新潮社、サントリー学芸賞)、本誌連載から生れた『ワインと外交』(新潮新書)、『国際政治のゼロ年代』(毎日新聞社)、訳書に『超大国アメリカの文化力』(岩波書店、共訳)などがある。2009年、フランス国家功労勲章シュヴァリエ受章。本誌連載に加筆した最新刊『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)、さらに『知られざる皇室外交』(角川書店)が発売中。
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