饗宴外交の舞台裏
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オランド仏大統領「最後の昼餐」モロッコとの因縁

昨年11月、COP22のためにモロッコを訪れたオランド大統領(左)とモハメド6世 (c)AFP=時事
フランスのオランド大統領が5月14日、エマニュエル・マクロン新大統領にバトンタッチしてエリゼ宮を去る。任期の最後となる外交饗宴は5月2日、モロッコのモハメド6世国王を迎えた昼食会だった。
国王は昼前、エリゼ宮の玄関前でオランド大統領の出迎えを受け、カメラマンの前で固い握手を交わした。約20分の会談では、テロとの戦いや温暖化問題での提携、文化面での協力などで意見を交換した。次いで歴代のフランス王や王妃の絵が飾られた「ポルトレ(ポートレート)の間」で、昼食会がもたれた。

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