標高2400メートル以上、アンデス山麓に連なるウルバンバ谷沿いの尾根に残るインカ帝国の遺跡「マチュピチュ」。あるいは、乾燥した高原の地表面に描かれた動植物などとみられる巨大な幾何学図形「ナスカの地上絵」――。南米ペルーには、古代アンデス文明の流れにある「世界遺産」の遺跡が多い。それだけに、いまにいたるも文化的な遺産である貴重な土器などが発掘され、盗掘も後を絶たず、闇から闇に売買される「秘宝」が多く出現することでも知られている。
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