インテリジェンス・ナウ

キューバが絡む「JFK」超機密:トランプの公開延期のナゾに迫る

執筆者:春名幹男 2017年11月6日
タグ: CIA 日本 トランプ
1963年5月、モスクワで手を取り合うキューバのフィデル・カストロ首相(当時、左)とフルシチョフ・ソ連共産党第1書記。JFK暗殺とカストロとの関係は…… (C)AFP=時事

 

 ケネディ大統領暗殺事件に関する米政府文書を大統領権限で25年間のうちにすべて公開するという1992年の「JFK暗殺記録収集法」。

 10月26日に、同法施行からちょうど25年の期限を迎えた。その前日に、「長く期待されていたJFKファイルの公表は明日。非常に興味深い」とトランプ大統領が弾んだ調子でツイートしていたので、いやが上にも期待感が高まっていた。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
春名幹男(はるなみきお) 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top