5月6日に行われるスコットランド自治議会選では、独立と欧州連合(EU)加盟を掲げる現・自治政府与党スコットランド国民党(SNP)の過半数獲得が有力視されている。そうなれば、党首兼第一大臣(首相)のニコラ・スタージョンは、2014年以来となる住民投票の実施を求めるだろう。
ただ、実際の独立までには多くの障害が立ちはだかっている。
常識を備えた政治家なら二の足を踏む
北海油田が枯渇に近づき、際立った産業にも乏しいスコットランド経済に、明るい材料は多くない。
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