広告トラブル続発で企業がすがる自衛策

執筆者: 2005年3月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 中国・台湾 北米

「正直言って注意すべきことが多すぎて、何をどうしたらよいのか分からない」――。企業のPR担当者たちを悩ませているのが、中国における広告表現だ。 二〇〇四年末、米ナイキの中国法人のテレビCMが「中国をバカにしている」と批判を浴び、放映停止となった。「ナイキのシューズを履いたバスケットボール選手が、中国の伝統の象徴である道士や龍を打ち負かす」内容だったためだ。 同九月には日本ペイントの中国子会社が制作した広告が非難の的となった。「同社の木用塗料を塗ってツルツルになった四阿の柱から、巻きついた龍が滑り落ちる」という図だ。「木用塗料の最大の目的は表面を滑らかにしトゲの発生を防ぐこと。それを表現したかった」。日本ペイントの広告を制作した上海李奥貝納広告公司(米レオバーネット)はこう説明している。

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