英科学誌『Nature』に掲載された、理化学研究所の研究者らによるSTAP細胞に関する論文には、すぐわかる明白な研究不正がいくつも存在する。日本学術会議の「学術と社会常置委員会」は、平成17年に、研究不正=ミスコンダクトには「盗用(plagiarism)」「改ざん(falsification)」「ねつ造(fabrication)」の3種があると定義している。これに照らすと、今回のSTAP論文は、3種の不正をすべて完璧に備えており、研究不正の「三冠王」といってもいい。
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