それは「黒船襲来」と騒がれた。二〇〇六年、仏ヴェオリア(正式にはヴェオリア・ウォーター・ジャパン)が、広島県の広島市西部水資源再生センター、埼玉県の市野川浄化センターと荒川上流浄化センターの施設運営のすべてを請け負う包括委託契約を相次いで落札したときのことである。 落札金額は広島が約二九億三〇〇〇万円、埼玉が約六億五〇〇〇万円。特に広島は、役所側が想定した設計予算は三四億円で、役所自身が破格の応札額に驚いたというエピソードが残っている。広島市は、この契約により三年間で約七億五〇〇〇万円の経費を削減できた。
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