日本で「クローン人間誕生」の不安

執筆者: 2001年7月号
エリア: アジア

「クローン技術規制法」はできたが、生殖医療に対する監視は不十分。クローンに遠いようで近い国、日本の現状をレポートする。 イギリスでクローン羊ドリーが生まれてから五年がたつ。一つの細胞から同じ遺伝子を持った個体をつくるクローン技術が人間に応用され、世界のどこかでクローン人間がつくられる可能性は、時間の経過とともに少しずつ、しかし確実に高まっている。 クローン人間と聞いて、日本と結び付けて考える人はほとんどいないかもしれない。だが実は、日本がクローン人間づくりと無縁でいられるのかどうかを、密かに不安に思っている関係者は少なくない。あまり注目されていないことだが、日本には動物のクローンを作成する高水準の技術が広く普及しているうえ、クローン人間誕生の「現場」となる可能性のある、生殖医療に対する規制が緩いからだ。

カテゴリ: 社会
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top