メガワティ・アロヨ会談 水面下の合意とは

執筆者: 2001年9月号
エリア: アジア

 インドネシアのメガワティ大統領が初の外遊でASEAN各国を訪問したが、最初の訪問国フィリピンで八月二十一日にアロヨ大統領と会談し、経済協力や民主化問題で意見を交換した。両大統領は共に父が元大統領で、民主化を象徴する存在という共通点があるだけに、会談は終始和やかな雰囲気で行なわれた。 この時、公式に発表された会談結果とは別に、実は、一つ水面下で重要な意見交換が行なわれていた。それは、両大統領と同じように指導者の娘であり、民主化運動の象徴でありながら、現在自宅軟禁状態にあるミャンマーのアウン・サン・スー・チー国民民主連盟(NLD)書記長に関してだ。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top