バングラデシュのダッカ中心部グルシャン(Gulshan)地区で7月1日夜(9時20分ごろ)に、カフェ、ホーリー・アーティザン・ベーカリー(Holey Artisan Bakery)で発生したテロは、翌朝にバングラデシュの治安当局が突入して犯行集団の一部を逮捕、一部を殺害してひとまず終わった。日本の開発援助関係者7名を含む、20名の外国人が殺害された。犯行集団は全員バングラデシュ人であったとバングラデシュ政府は発表している。
まだ不明の部分は多いが、この事件が、バングラデシュ政府、そしてイスラーム世界に関与する日本など外部の政府および関与する個人にとっても、大きな課題を突きつけていることは疑いようがない。

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