
高齢化社会の現代、本人にとっても家族にとっても避けては通れない問題(C)時事
私は帝京大学大学院公衆衛生学研究科という大学院で公衆衛生を教える立場にある。私の主な専門は、国際保健、地域保健、母子保健などだ。一方で、私は小児科の臨床医でもあり、今でも臨床の第一線に立っている。現場が分からなければ、教育をする事は出来ないからだ。途上国にも行き、地域医療の現場にも関わっている。最近、若手の臨床医や医学系学生と接する機会が増え、色々と考えさせられる事が多くなった。今、高齢化が進む日本において、地域保健医療を学生たちと一緒に考えていく上では、高齢者そして看取りを避けては通れない。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン