「コロナ対策」は「温暖化対策」EUがつけた「天文学的予算」の狙い(下)

執筆者:熊谷徹 2020年7月17日
タグ: 新型コロナ
エリア: ヨーロッパ
EUのコロナ危機に関する経済復興政策について語るフォン・デア・ライエン欧州委員長(EUのHPより)

 

 なぜ欧州連合(EU)は温暖化対策に巨額の予算を計上するのか、加盟国の環境大臣たちはその理由を、4月14日に発表した共同声明の中で次のように述べている。

 「EUはパンデミックという未曽有の危機に襲われている。現在の最優先の課題は、コロナ危機との戦いだ。

 しかし、もう1つの深刻な危機がある。コロナの時代にも、地球温暖化と気候変動はなくならない」

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執筆者プロフィール
熊谷徹 1959(昭和34)年東京都生まれ。ドイツ在住ジャーナリスト。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン特派員を経て1990年、フリーに。以来ドイツから欧州の政治、経済、安全保障問題を中心に取材を行う。『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人』(SB新書)、『イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国』(新潮新書)、『ドイツ人はなぜ年290万円でも生活が「豊か」なのか』(青春出版社)など著書多数。3月に『欧州分裂クライシス ポピュリズム革命はどこへ向かうか 』(NHK出版新書)を上梓した。
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