
モサドの歴代長官(モサドHPより)
ここ最近、イスラエルのモサド(イスラエル諜報特務庁)は、派手に作戦の成果をアピールしてきたと言える。 2020年11月にはイランのテヘラン郊外で核開発に関わっていたイラン人科学者を暗殺して大きなニュースになったが、それ以前にも、イラン国内から核開発関連の内部文書5万枚や160枚以上のディスクなどを盗んだ作戦が広く喧伝された。さらにイスラム原理主義組織の幹部らの暗殺なども伝わっている。
スパイ組織のこうした工作の情報が大々的に出てくる理由は、モサドのヨシ・コーヘン長官がPR好きだったからだとの見方があった。野心家のコーヘンは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の側近として、将来は政界進出も狙っているという。

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