国際ハッカー集団「アノニマス」がロシアに仕掛けた「平和活動」

執筆者:山田敏弘 2022年2月26日
エリア: ヨーロッパ
ロシアに「宣戦布告」したアノニマス(ツイッターより)
ロシアのウクライナ侵攻に対抗作戦を行うと宣言した国際ハッカー集団「アノニマス」。国営テレビ局や大統領府のサイトなどにDDos攻撃を仕掛けているようだが、ロシアにとって痛手となるのか?

 

「プーチンの戦争に『ノー』と突きつけよう」

 2022年2月25日、国際的なハッカー団体のアノニマスが、ウクライナに侵攻を始めたロシアに対してサイバー攻撃を開始したとツイートした。

 4回に分けた投稿で、同グループはこう主張している。

「#Anonymous は現在、ロシア連邦に対する作戦を実施している。われわれのオペレーションはロシア政府を対象にしている。民間部門が影響を受ける可能性も避けられない。このアノニマスのTwitterアカウントがアノニマスの集合体の全員の意見を代表しているとは言えないが、ロシア連邦に対するアノニマスの集合体の活動の真実については実際に報告できる。報復を恐れてロシアの人々が独裁者に対して声を上げられないことを、われわれもわかっていることをロシア人にも理解してほしい。私たちが集合体として求めているのは世界の平和だけだ」

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執筆者プロフィール
山田敏弘 国際ジャーナリスト、ノンフィクション作家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィークなどを経て、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のフルブライト研究員として国際情勢やサイバー安全保障の研究・取材活動に従事。帰国後の2016年からフリーとして、国際情勢全般、サイバー安全保障、テロリズム、米政治・外交・カルチャーなどについて取材し、連載など多数。テレビやラジオでも解説を行う。訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文芸春秋)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)。近著に、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)。公式YouTube「山田敏弘 SPYチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCVITNlkbLneMV-C9FxzMmEA)も更新中
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