バラク、アラファト双方を襲う「交渉決裂」の余波[カイロ発]「キャンプデービッドで合意に署名していれば、それはパレスチナの自己否定と内部崩壊、さらには外部との新たな紛争につながっていただろう。今回に関していえば、決裂は合意よりはるかにましな選択だった」(パレスチナのスポークスパーソンを務めたハナン・アシュラウィ女史)「エルサレムやパレスチナ難民の問題で譲歩を示したイスラエルの首相はバラク氏が初めてであり、彼が最後になるかもしれない。パレスチナ人はチャンスを逃す機会だけは逃さないといわれてきたが、今度ばかりはチャンスを逃さないことを願う」(イスラエルの広報担当を務めた労働党国会議員、アビタル・コレット女史)

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