80時間世界一周
80時間世界一周(19)

「鉄のカーテン」南端の街トリエステの復活

竹田いさみ
執筆者:竹田いさみ 2006年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

 世界中の関心が、オリンピック一色のトリノに集まっている。イタリア北西部の都市トリノは、イタリア王国が一八六一年に統一された時の首都で、自動車メーカーのフィアット社が本拠地を置くことでも知られる。アルプス山麓の工業都市トリノ、ファッションの都ミラノ、そして貿易港で知られたジェノバ、トリエステ、ベネチアなど、イタリア北部には多彩な地方都市が点在する。 六十年前の一九四六年三月五日、英国のウィンストン・チャーチルが米国を訪問中、ミズーリ州フルトンで冷戦の幕開けとなった「鉄のカーテン」演説を行なった。この時、チャーチルがトリエステという地名を口にして以来、トリエステは冷戦史の舞台で一躍有名になった。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
竹田いさみ 獨協大学外国語学部教授。1952年生れ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学・ロンドン大学留学。Ph.D.(国際政治史)取得。著書に『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、アジア・太平洋賞受賞)、『物語 オーストラリアの歴史』(中公新書)、『国際テロネットワーク』(講談社現代新書)、『世界史をつくった海賊』(ちくま新書)、『世界を動かす海賊』(ちくま新書)など。
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順