ロシアのプーチン大統領が8月12日、長年の盟友だったセルゲイ・イワノフ大統領府長官(63)を更迭し、アントン・ワイノ副長官(44)を昇格させたことは、「古い友人を使用人に取り替える人事の一環」(政治評論家、スタニスラフ・ベルホフスキー氏)と受け取られている。大統領府長官は巨大な権力機構となった大統領府を統括する重要ポスト。9月18日の下院選を控え、世代交代や指導部一新が進む可能性もある。「反日派」のイワノフ氏が「知日派」のワイノ氏に交代することは、日本の対露外交にとってプラスとなる。
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