ロシアの「実力不足」でさらに深まる朝鮮半島の「混迷」

名越健郎
執筆者:名越健郎 2017年7月19日
7月4日、モスクワで会談したプーチン大統領(右)と習近平国家主席。まさにこの日、北朝鮮がICBMを発射した (C)AFP=時事

 

 大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験など深刻化する北朝鮮の挑発行為に対して、ロシアが北朝鮮擁護の姿勢を強め、日米韓の共同圧力を妨害している。ロシアは北朝鮮問題で中国と共同声明を出し、米韓合同軍事演習の凍結を提案。中国の貿易規制を肩代わりするかのように、北朝鮮との経済関係を拡大する。ロシアが進める妨害外交は、世界的に展開する反米外交の一環ながら、「実力不足」も目に付く。中露間でも、対北朝鮮政策で微妙な温度差があるようだ。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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