「シェール産業はたかだか10年の歴史しかない」という「FT社説」の意味

岩瀬昇
執筆者:岩瀬昇 2018年2月5日
含蓄のある1行を載せたFTの社説(FTサイトより)

 

 さらっと書いているが、これが石油開発事業の本質をえぐり出している表現だな、と思わせる1行があった。今朝(東京時間2018年2月2日午前3時頃)、 『Financial Times』(FT)のウェブ版にアップされた「The remarkable revival of US oil production」という社説の中の1行である。

 シェールブームによってアメリカの原油生産量は1970年の最高水準に匹敵するまで増加している、だが政策当局者は安心してはいけない、価格高騰の引金になるかもしれないし、排出ガスを増加させるかもしれないからだ、という論調のなかで、次のように記している。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同) がある。
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