インテリジェンス・ナウ
日本をやたらと責めるけれど米国「対中」防諜のお粗末さ
四月末、ワシントンで開かれた日米防衛首脳会談などで久間章生防衛相は平謝りだったようだ。 ブッシュ米大統領の対イラク開戦は「判断が間違っていた」などと、率直すぎる「失言」を繰り返した防衛相。海上自衛隊の二等海曹(三三)によるイージス艦情報漏れ事件で、ゲーツ米国防長官らの怒りを買った。 結局、日米は「軍事情報に関する一般的保全協定」(GSOMIA)で合意し、その場をしのいだが、この事件をめぐる日本側の対応はどこかおかしい。 三月に発覚したイージス艦情報漏れ事件は実は、重大な事実がまだ確認されていない。

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