人影もまばらな夜の街に、派手な極彩色の看板がきらめく。
福島・南相馬市の中心部、原町の繁華街。看板の店名には「韓国パブ〇〇」とある。
地元商店に聞くと、この1年間で次々と6軒が開店したそうだ。
「実態は“風俗”だろうと我々は見ているんですがね」
風紀が心配ではないのか、と聞くと、「まあ、気になるから、家族や女性従業員にはあまり出歩かないように注意しているけど、普通の飲食店は助かっている面もあるんですよ」と言う。「あの種の店がないときには、荒っぽい連中が小料理屋や焼き鳥屋に押しかけてきて、深夜まで大声で騒いでいたんです。入れ墨のもいたし、そのせいで地元のなじみ客がこわがって来なくなり大変でしたから」
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