池内恵

ドイツ議会によるトルコのアルメニア人「虐殺」認定

2016年6月5日 07:08
6月2日、ドイツ連邦議会はオスマン帝国による第一次世界大戦中のアルメニア人への迫害を「虐殺」と認定する決議を行った。直接的に政府の行動を縛るものではないが、ドイツとトルコの外交関係に支障をきたす影響を及ぼすことは確かだ。第一次世界大戦中の1915年にオスマン帝国…
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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター、グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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