「山津波」に屈せず――豪雨被災「宮城県丸森町」養蚕文化伝承者たちの再起

執筆者:寺島英弥 2019年11月24日
タグ: 展覧会 日本
エリア: アジア
東日本大震災の被災地を思わせた、がれきの光景=11月10日、丸森町中島地区(筆者撮影、以下同)
 

「山津波」――。台風19号が各地に豪雨水害をもたらした10月12日の夜、宮城県丸森町は町域全体が浸水や土石流の被災地となり、ある住民はその有様を、「山から津波が来たよう。山津波だった」と筆者に語った。

 丸森町は直前まで、宮城県一の繭生産を誇っていた。歴史ある養蚕業の文化の伝承者たちは水害でどんな経験をし、どう乗り越えようとしているのか。以前取材をし、いまは被災地となった小さな町を訪ねた。東日本大震災の津波被災地の風景さえ重なる被災地の現状とともにお伝えしたい。

カテゴリ: 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
寺島英弥 ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。1957年福島県相馬市生れ。早稲田大学法学部卒。『河北新報』で「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などの連載に携わり、東日本大震災、福島第1原発事故を取材。フルブライト奨学生として米デューク大に留学。主著に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『海よ里よ、いつの日に還る』(明石書店)『東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる』(同)。3.11以降、被災地で「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を書き続けた。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
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