2022年9月8日、イギリスのエリザベス2世女王が崩御した。その治世は70年と214日に及び、イギリス史上最長のものとなった。19日におこなわれた葬儀には、アメリカのジョー・バイデン大統領や日本の天皇皇后両陛下、そしてヨーロッパのすべての王侯など、世界の約200の国と地域から弔問客が駆けつけてきた。荘厳にして華麗なる儀式ののちにウィンザーに葬られた女王は、いずれ「エリザベス大王(Elizabeth the Great)」と呼ばれるだろう。しかし問題は、この偉大なる君主を失った後のイギリス王室である。
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