【月】株式市場、北朝鮮、軍事、中東、徳岡さん

執筆者:フォーサイト編集部 2016年11月21日
タグ: 日銀 金正恩 国連

週末、徳岡孝夫さんの好評連載「風が時間を まことの弱法師(8)」をアップロードしました。1860年、遣米使節が太平洋を渡った。その中にはスパイと見られた人もいた。それから100年、留学生としてアメリカに向かっている――。

 

また、同じく週末、冨澤暉さんの好評連載「軍事のコモンセンス(6)『平和安全保障法制』への評価と批判(下)」もアップロード。平和安全保障法制が議論されたからといって、必ずしも集団的自衛権についての理解が深まったとは言えません。むしろ重要なのは、今は集団安全保障で世界の秩序と平和を守る時代だ、ということです。

 

そして本日の更新記事は、鷲尾香一さんの「日銀『マイナス金利』が歪めた『株式市場』の危険度」です。黒田・日銀の「マイナス金利」政策によって国債市場が崩壊しつつある危険性はすでに海外でも指摘されていますが、その影響は株式市場をも蝕んでいます。劇薬の副作用に要注意です。

 

また、「池内恵の中東通信」では、先週末に下記2本をアップロードしています。

「アラブの春」の経済的代償は6000億ドルを超す?国連機関の西アジア経済社会委員会は、「アラブの春」がもたらした経済的損失を6140億ドルと試算。2011-15年のアラブ地域のGDP総計の6%に当たるという。

世界の「壁」を中東から考える(3):モロッコのスペイン飛び地・セウタとメリリャ「アラブの春」以降、西欧へ渡る難民・移民の波は、ブローカーが跋扈するリビアへ分散されることにもなっているようです。

 

さらに、「専門家の部屋」では、「朝鮮半島」と「安全保障」にそれぞれ新エントリ。

「トランプ新体制と朝鮮半島(下)『求愛』と『恫喝』の並進路線」(朝鮮半島・平井久志さん)アメリカの北朝鮮に対する「戦略的忍耐」は終わります。金正恩氏はトランプ新体制にどんな「求愛」と「恫喝」をするのでしょうか。韓国の混迷がどう収束するかも影響しそうです。

トランプ・ショック「アメリカ抜きの世界」で日本の防衛を考える(安全保障・柳澤協二さん)=アメリカのトランプ新体制で、米軍の東アジアへの関与が弱まることも指摘されますが、それにより最も深刻な影響を受けるのは、実はアメリカ自身かもしれません。

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