国際論壇レビュー
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トランプの黒幕「バノン」の世界観(3)「匿名論客」の正体が明らかに

会田弘継
選挙戦では共和党として女性初の選対本部長を務め、大統領顧問に就任したケリーアン・コンウェイ氏にも指示を出すバノン氏(C)AFP=時事

 

 トランプ大統領の就任式と相前後して、政治と思想の交叉という観点から興味深い出来事が2つあった。ともにトランプ政権の「黒幕」である首席戦略官スティーブ・バノンの世界観につながる出来事である。

 まず、「トランプ主義(Trumpism)」を思想的に支援すると宣言する新しい論壇誌が2月に発足することが明らかになった。『アメリカン・アフェアーズ』だ。まだ30歳のハーバード大出の若手保守派論客ジュリウス・クレインが創刊する。トランプ支持運動に「知的基盤」を与えるためだという。【Meet the Harvard whiz kid who wants to explain Trumpism, Politico, Jan. 3

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執筆者プロフィール
会田弘継 青山学院大学地球社会共生学部教授、共同通信客員論説委員。1951年生れ。東京外国語大学英米科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを歴任。2015年4月より現職。著書に本誌連載をまとめた『追跡・アメリカの思想家たち』(新潮選書)、『戦争を始めるのは誰か』(講談社現代新書)、訳書にフランシス・フクヤマ『アメリカの終わり』(講談社)など、近著に『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)がある。
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