1月21日、中国でネットユーザーが多くのウェブサイトに接続ができなくなり、メールの送受信にも明らかな不具合が現れた。この接続異常は中国時間の午後3時ごろから5時ぐらいまで続いた。有力ポータルサイトの「百度」「新浪」「テンセント」などがことごとく影響を受け、過去に起きたネット障害の範囲としては空前のものとなった。
原因は、ドメインネームとIPアドレスを対応させるドメインネームシステム(DNS)サーバーの異常だったようだ。ドメインとIPアドレスはネット上の住所のようなもので、ドメインはそれぞれの名称で例えばwww.fsight.jpのようないわゆるアドレスで、IPアドレスは例えば11.111.111.11のような数字の組み合わせ。ドメイン名をIPアドレスに変換することでネット上の通信が可能になり、この変換はネットの基本動作のようなもので、これが正しく行われないと、ネットそのものが成り立たない。
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