今春の総選挙で歴史的大敗を喫した名門老舗政党・国民会議派が揺れている。なんら敗北の責任を取らないままのソニア・ガンディー総裁(67)と、その息子で事実上の「首相候補」として選挙戦を仕切ったラフル・ガンディー副総裁(44)への反発がくすぶる中、同党が政権を握る各州首相(県知事に相当)ら地方リーダーに対し、州政府閣僚や州議会議員などからの反発が急速に高まっている。彼らは州首相のみならずソニア母子が率いる党の運営そのものを批判し相次ぎ辞表をたたきつけたり、ライバル政党に寝返る事態となっており、党は引き締めとダメージ・コントロールに躍起となっている。
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