この世界において、アメリカの動向を考えないで、自らの政策を考えることができる国家はない。
アメリカの力が落ちているといっても依然として影響は大きいし、落ちていることの国際情勢への影響も見逃せない。たとえば、世界で最も孤立している北朝鮮ですら米国の動きに左右されている。ましてや同盟関係にある日本は米国の動向に一番敏感であるべきだ。
しかし米国の内政を含めた状況について、日本人は指導者も含め、どの程度きちんと理解しているだろうか。2009年当初のオバマブームは日本でも大きく報道されたが、その後のオバマ政権の苦境とその背景について、メディアは十分な情報を提供しているだろうか。
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