「有志連合の軍事関与」もあり得るベネズエラ危機の「深刻度」

果たして政権交代はあるか(C)AFP=時事
ニコラス・マドゥロ大統領が1月10日、2期目に就任したタイミングで急展開をみせ始めたべネズエラ危機。周知のとおり23日には、フアン・グアイド国会議長が「暫定大統領」就任を宣言し、事実上の二重権力状況が生まれた。
その結果、反政府抗議活動の拡大激化を背景に、暫定政権を支持する米国や周辺諸国(リマグループ)、EU(欧州連合)諸国と、現マドゥロ政権体制を支持する中国・ロシア・キューバなど、国際社会を二分する対立の構図にまで発展。大統領選挙のやり直しによって危機が平和裏に収束されるか、あるいは新たな国際紛争に発展するのか、予断を許さない緊張が高まっている。

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