ようやく開催「第2回米朝首脳会談」水面下の「激烈交渉」(3)

執筆者:平井久志 2019年2月13日
ストックホルム近郊で2泊3日の「合宿協議」を崔善姫北朝鮮外務次官(左・(C)時事)と行ったビーガン特別代表(右・(C)AFP=時事)の発言は示唆に富む

 

 ドナルド・トランプ米大統領との会談に出席した北朝鮮のメンバーは金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長、朴哲(パク・チョル)朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長、キム・ソンヘ党統一戦線部統一戦線策略室長という党統一戦線部ラインと、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長直系で国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表となったこと、金英哲部長が米中央情報局(CIA)のボーン・ビショップ副長官と会談したと見られることなどを勘案すると、北朝鮮の対米交渉は依然として党統一戦線部が主導していることが明らかになった。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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