ようやく開催「第2回米朝首脳会談」水面下の「激烈交渉」(3)

ストックホルム近郊で2泊3日の「合宿協議」を崔善姫北朝鮮外務次官(左・(C)時事)と行ったビーガン特別代表(右・(C)AFP=時事)の発言は示唆に富む
ドナルド・トランプ米大統領との会談に出席した北朝鮮のメンバーは金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長、朴哲(パク・チョル)朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長、キム・ソンヘ党統一戦線部統一戦線策略室長という党統一戦線部ラインと、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長直系で国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表となったこと、金英哲部長が米中央情報局(CIA)のボーン・ビショップ副長官と会談したと見られることなどを勘案すると、北朝鮮の対米交渉は依然として党統一戦線部が主導していることが明らかになった。

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