岩瀬昇のエネルギー通信
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「粗悪品在庫一掃」が米中貿易戦争で頓挫する中国「E10」計画

中国遼寧省丹東郊外のトウモロコシ農家。人も動物でさえ食べられない粗悪品が大量在庫になっているという(C)AFP=時事
日本経済新聞社が『フィナンシャル・タイムズ』(FT)を買収してからほぼ3年半、筆者は初めて両社合併の「果実」を見た気がした。先週末、「FT」の記事で、アジアを中心に20カ国、66万社以上のデータと深層情報をベースに、顧客にデータとニュースサービスを行う『scoutAsia』なる媒体による調査報道を目にしたからだ。非常に興味深い記事だ。
東京時間2019年5月23日7時ごろに掲載された「Trump trade war could sink China’s biofuel plans」というタイトルの記事で、「Government to miss fuel ethanol target as US corn shipments dry up on higher tariffs」というサブタイトルがついている。https://www.ft.com/content/613f7e9e-78b6-11e9-be7d-6d846537acab

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