国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (120)

20年ぶり「幕尻優勝」大相撲「起源神話」の真相

執筆者:関裕二 2020年2月11日
カテゴリ: カルチャー
エリア: アジア
優勝から一夜明けた「幕尻力士」徳勝龍(C)時事
 

 令和2年(2020)の大相撲初場所で、西前頭17枚目・徳勝龍が初優勝した。奈良県出身の力士としては98年ぶりで、大正11年(1922)の鶴ヶ濱以来、しかも幕内最下位の「幕尻優勝」は20年ぶりの快挙になる。

 奈良県は相撲発祥の地だから、じつに喜ばしい。

『日本書紀』に、次の記事が載る。

 垂仁7年秋7月のことだ。当麻邑(たぎまのむら=奈良県葛城市)に当麻蹶速(たぎまのけはや)という勇猛な人がいて、普段から、

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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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