池内恵
執筆者:池内恵 2020年2月13日
エリア: 中東 北米

イランとイラクを結ぶ「命綱」の石油・ガス・電力輸出入がかろうじて続く

2020年2月13日 00:21
米国はイランからイラクへの天然ガス等のエネルギー輸出を、引き続き認める見通しだ。2月10日にイラク政府高官が報道機関に語った。米国が2018年以来、イランに課している最強度の経済制裁の肝心のところは、イランに石油を売らせないこと、イランから石油を買った企業を米国…
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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター、グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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