このほど「アースマラソン」で見事地球一周を完遂したタレントの間寛平さん。途中、前立腺がんの治療を受け、話題になったが、インテリジェンス的にも非常に有意義な挑戦だった。 イランからトルクメニスタンに出た際、1キロほどの「中立地帯」を通過して、厳しい監視を受けた。さらに、カザフスタンを走行中、隣国キルギスに「不法入国」してしまい一時拘束された。そこから中国に入った、というのだ。ランナーだったからこそ、貴重な発見があったに違いない。松尾芭蕉の「奥の細道」だけではない。少佐の時、単騎シベリア横断して現地調査した情報将校、福島安正、ベルリン五輪の際の聖火リレーで沿道の情報を集めたナチス・ドイツなど多々ある。寛平さんの挑戦をインテリジェンスで活用する、なんて誰も考えなかったのかな。
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