英国のウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんのロイヤル・ウェディングが行なわれた4月29日、バッキンガム宮殿では昼夜2つの饗宴がもたれた。1つはエリザベス女王主催のレセプション。もう1つは、チャールズ皇太子主催の晩餐会である。
エリザベス女王主催の公式レセプションには、ウエストミンスター寺院での結婚式に参列した各国の王族、政府首脳ら約650人が招かれた。結婚したばかりのカップルのお披露目と、結婚式への参列に対する謝意を兼ねたこのレセプション、緊縮財政の折、国民の厳しい視線を意識して立食となった。
宮殿の広報が発表したメニューによると、カニのサラダの前菜からチョコレートケーキのデザートまで22品。食べやすいように一口大のカナペでざっと1万個が用意された。宮殿お抱えのマーク・フラナガン料理長を中心とする21人の料理人が担当した。

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