NHKが6月1日、タックスヘイブン(租税回避地)に財産を持つ日本人のリストを、日本の国税庁がオーストラリアの税務当局から大量に入手したと報じた。報道によると、カリブ海のケイマン諸島などにある信託財産やペーパーカンパニーの所有者リストで、資料を入手したオーストラリアの税務当局から日本に関係するとみられる部分だけ、提供を受けたという。
ニュースでは「シンガポールのほか、ケイマン諸島や英領バージン諸島、南太平洋のクック諸島に財産や会社を持っている日本人の氏名や住所が確認できた」とし、資料は大量にあり、脱税が疑われるケースなどがないか今後調査するという国税庁の方針を伝えていた。
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