先週末、東日本大震災4年半に当たる9月11日に、吉野源太郎さんの「福島原発事故『4年半』の現実(上)国が進める『棄民政策』」をアップロードしました。川内原発の再稼動で敢えて11日という日を選んだ政府と原発ムラのやり方に、福島の被災民は激しい憤りを感じています。そんな中、いよいよ東電幹部らを強制起訴した控訴審も開始。審理の行方に注目が集まっています。
本日の更新記事は、田中直毅さんの「経済の頭で考えたこと(77)AIIBはどうなる?『国際制度作り』でも後退する中国」です。前回の連載で、中国の「大屈折」を断言した田中さん。BRICS銀行は鳴かず飛ばずですが、華々しく立ち上がったAIIBの前途も暗いと予言します。
「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。
「『天安門城楼』の外交戦(下)北朝鮮の孤立と『人工衛星』」(朝鮮半島、平井久志さん):韓国の朴大統領が中央に座っているのに、抗日パルチザンを共に闘ったはずの北朝鮮の崔龍海労働党書記は遠く離れた席に……。中国からも冷遇される北朝鮮の次の手は?
「テロリストの誕生(20)終わらない結末」(ヨーロッパ、国末憲人さん):フランス全土を震撼させたテロの犯人らは、それぞれの立てこもり先で射殺され、事件はようやく解決。が、この連続テロを首謀したのは果たして誰なのか――。謎はまだ残っています。
- 24時間
- 1週間
- f
-
1
人質の命よりハマス殲滅を優先、崩れゆくイスラエルの「社会契約」
-
2
トランプ大統領の発言とアクション(6月26日~7月4日):関税交渉で日本が「最優先」から「後回し」になった理由
-
3
ハーグNATO首脳会合 国防費GDP比5%目標とは何か
-
4
はたして少年A=酒鬼薔薇聖斗は、更生しているのか
-
5
第13回 昭和史論争と近代化論争――マルクス主義歴史学の55年体制
-
6
「天皇家」と「出雲国造家」神話時代以来のゆかり
-
7
最大で医師5万人、看護・介護従事者69万人が不足――ドイツが挑む「英語圏」との人材獲得競争
-
8
「山崎製パン」創業家の闇――「ワンマン社長」次男の「副社長」はなぜ非業の死を遂げたか
-
9
日本人女子学生殺害で炙りだされる国家の病根――ルーマニア
- 10 「トランプ政権に翻弄される世界」グローバルトレンド#3
-
ルペンと極右ポピュリズムの時代:〈ヤヌス〉の二つの顔
¥2,750(税込) -
ウンコノミクス (インターナショナル新書)
¥1,045(税込) -
世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止 (ちくまプリマー新書 492)
¥990(税込) -
世界を変えたスパイたち ソ連崩壊とプーチン報復の真相 (朝日新書)
¥1,067(税込) -
ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 (文春新書 1481)
¥1,210(税込) -
小泉悠が護憲派と語り合う安全保障
¥1,540(税込) -
2030年の戦争 (日経プレミアシリーズ)
¥990(税込) -
ゴジラvs.自衛隊 アニメの「戦争論」 (文春新書 1480)
¥1,243(税込) -
情報分析力 (単行本)
¥1,760(税込)